外傷性散瞳

病院の治療で改善しなかった外傷性散瞳が改善(大阪府八尾市 30代男性Aさん)

外傷性散瞳の鍼灸治療について、たつみ鍼灸院で治療を受けられた方のお声をまずは一つご紹介いたします。
こちらの方は病院で、外傷性散瞳の治療を受けても一向に改善しないので大変悩まれていました。

8か月前に、硬いボールが目に直撃したため、外傷性散瞳になってしまいました。
眼科でサンピロ点眼液を称されています。
この薬は6時間持つので1日3回点眼しています。
この薬を目にさしている限り、何とかまぶしさから守られています。
外傷性散瞳になってもう8ヶ月経ちましたが一向に瞳が小さくなりません。
このまま治らなかったらと思うと気が気じゃありません。
パソコンや顕微鏡を使用する仕事がら、この目の症状はつらいです。
目が非常に疲れます。
あかるいところでは、まぶしくて目が痛くなります。
針治療で治るものなら治してほしい。そんな気持ちで受けました。
ほんとうに治るのか不安だったのは確かです。
最初は全く変化がなかったからです。
ただ体の調子は良くなっていることは実感できていました。
約2か月後、気持ち瞳が小さくなっているかなと思えました。
その後、あまり変化が見られなかったのですが、治療開始後7か月後、散瞳がほとんどよくなっているのを実感できました。
「あと少しや」と勇気が出てきました。
この後、かかっている眼科で見てもらうと左右の瞳瞳に大きさに差がなく 完治だと言われました。
心の中で「やったー」と叫んでいました。

Aさんは、最初のころ全く変化が見られなかった時も諦められることなく、治療に通ってこられました。
最初、変化が見られた時は治療者である私自身もうれしかったです。
最後、眼科で「完全に良くなっていると言われました。」とおっしゃったときの笑顔は忘れられません。

 

外傷性散瞳について

交通事故などで瞳の大きさを調節する筋肉(散大筋や括約筋)が損傷すると瞳の大きさを調節することができなくなります。
そうするとどうなるでしょうか?
瞳が開いたまま閉じなくなるということになります。
正常な瞳孔は、光が目に入ると縮小します。
散瞳になると、光が目に入っても縮小しません。
そのため、明るい場所でも、瞳が小さくならないので必要以上に光が眼球に入ります。
まぶしさを感じたり、、像がぼやけたりします。

外傷性散瞳の原因

外傷性散瞳の原因は眼球への直接の打撃や外傷によって眼球周りの筋肉が、傷つくことによってひき起こされます。
が、筋肉の損傷だけでなく、眼球の周辺の顔部の外傷は視神経や、動眼神経、交感神経などの神経を損傷することもあります。
これらの神経は、瞳孔のサイズや形状を制御する機能を持っています。
神経の損傷が散瞳の原因になることもあります。

今の治療方法で効果が出ていますか?

外傷性散瞳の治療がうまくいかず、病院の治療ではの回復が見られず、不安な思いをされていた方も「鍼灸ってこんなに効くの!!」と、びっくりされることがあります。

外傷性散瞳の治療に当院の鍼灸が期待できる理由

1.長い歴史に培われた中国鍼灸と現代医学の研究内容の豊富な知識と経験

中国鍼灸の歴史は2000年と言われています。
長年培われた信頼ある鍼灸の文献をはじめ、現代医学の研究内容や論文から最新の知識を得て、鍼灸治療に生かしております。
例えば一概に外傷性散瞳と言っても、患者様の年齢も違えば、体質も違います。生活背景も違います。
当院ではこれらの様々な要因を考え、見究め、その方に合わせた最適な治療を行っております。

2.外傷性散瞳の真の原因に対しての鍼灸治療

目の周りの血行を良くすると同時に、外傷性散瞳の症状が出てきた根本から改善するようにしております。
外傷性散瞳の真の原因がどこにあるのかを脈診や、触診、舌診、針を打った際の反応などで見究め、それにアプローチすることによって、外傷性散瞳の鍼灸治療をより効果あるものにしていきます。

3,全身のバランスを整え、体の中からをよくしていく鍼灸治療

外傷性散瞳は、目のみの疾患ではありません。
血行など全身のバランスを整えることによって、自然治癒力が十分発揮できる健康な体になります。
目の周りの血行だけでなく、全身の不調を整えてその方の治癒力を高めることで、外傷性散瞳の鍼灸治療をさらに効果的にしていきます。

Aさんの外傷性散瞳の治療について

硬いボールの直撃によって瞳の大きさを調節する筋肉や、神経が傷つけられてこの外傷性散瞳が生じたと考えられました。
Aさんの場合、ボールが当たって外傷性散瞳が生じてからすでに7か月っていました。
筋肉や神経回復には少し時間がかかると思われました。
1度、傷ついた神経の修復にはとても時間がかかります。
神経がどれほど傷ついているかにもよります。
さらに修復の治療までの日数が長ければ長いほど修復には時間がかかります。
神経に問題が生じっていらっしゃる顔面神経麻痺や耳の疾患の患者様の場合、ある程度日がたつと、完全に治っていなくても病院から治療終了を言われることが多々あります。
患者さんは治っていないのにとびっくりされます。
これはある程度日がたつと、神経の修復が薬では期待できないからです。
しかし、このような方々でも。鍼灸治療では回復されていかれています。
Aさんの外傷性散瞳で傷ついた神経も修復されるはずとの思いで治療をお受けいたしました。
目の周りの筋肉や神経の修復の良くすること、血液や気の流れをよくすることを中心にしました。
Aさんは健康体でしたが、それでも足が冷たく冷えておられました。
申脈、後谿で冷えをとり、体が温かくなるように気の流れを整えていきます。
これで気持ちも楽になります。
さらに、血流を良くするように太衝に針をします。
体調を整えることによって、体の組織が正常に機能するようになります。
自分で自分の体を治すという正しい方向に向かうのです。
鍼灸治療には薬には求められないこのような力もあるのです。
さらに光明、声明、球後など目に関係するツボを脈で調べて打ちました。

使用したツボ(足三里・太衝・行間・合谷・光明・晴明・球後・曲泉・陰谷・心兪・風池etc)