アトピー性皮膚炎(脱ステロイド)―田淵様 鍼灸(はり・きゅう)体験談

あなたの笑顔が見られるまで、アトピー性皮膚炎(脱ステロイド)治療に全力で取り組みます。大阪府東大阪市(八尾市・生駒市)

脱ステのリバウンド(顔と足が腫れ上がり、すごい量の浸出液が…)に打ち勝って

このページは、あなたと同じアトピー性皮膚炎(脱ステロイド)に悩み、克服された田淵さんの体験です。 (アトピー性皮膚炎―脱ステロイドについて詳しく知りたい方はこちらをクリック)

アトピー性皮膚炎(脱ステロイド)のリバウンドと戦う

田淵さんは、電動自転車で会社まで走る。
脱ステロイドによるリバウンドから抜け出した今は、顔にうける風も気持ちがいい。
少し前までは、脱ステロイドによるリバウンドがひどくて、自転車で走る同じ道のりはとても苦しい道だった。
何度脱ステロイドをやめようと思ったかしれない。
それほどリバウンドがひどかった。

アトピー性皮膚炎(脱ステロイド)のリバウンド田淵さんの場合

朝1番にすることは布団の上に掃除機をかけること。顔と足が腫れあがり、足からはすごい量の浸出液がにじみだしてきた。
浸出液が固まり、それが剥がれ落ちる。
剥がれ落ちたらまたそこから浸出液が止めどもなく出てくる
いつになったら止まるのか。
はたして止まるのか不安でいっぱいの毎日。
自分一人だけではとても持ちこたえることができなかっただろう
実際、田淵さんは今まで何度か脱ステロイドを実行している。

脱ステロイドを途中で、諦め挫折した過去がある。

それも2~3日で…脱ステロイドをしてはあきらめてまた、ステロイドを使うということを繰り返してきた。
浸出液だけでなく、痒みが半端でない。
ステロイドを使っているときは、痒みが抑え込まれているので、ステロイドをやめると今まで押さえていたものが一気に噴き出してくるのだろう。
痒みで、もちろん夜は眠れたものではない。
掻いても掻いても痒い。終わるということがない。
そのために、朝の布団には剥がれ落ちた皮膚が散っている。
田淵さんが、朝1番にすることは布団の上に掃除機をかけることだった。
田淵さんの体重は、一気に減った。
夜はほとんど眠れてないので、食欲もわかない。
いつ終わるのかわからない戦いをしているようで気分がめいる。
職場へ行けば足がじんじんと冷えてきてしびれてくるのがつらい。
会社へ行く道のりがとてつもなく遠く感じられる。
ペダルを踏む足が重い。実際、左足は2倍ほどにむくみ、重かった。

田淵さんとステロイド

田淵さんとステロイドの付き合いは長い。
もともと小児ぜんそくを持っていた。
小児ぜんそくの子供がアトピーになるのはよく耳にする
田淵さんの場合は反対のパタ-ンである。
小児ぜんそくからアトピーになった。
ステロイドの使用歴は長い。
田淵さんが本格的に脱ステロイドをしようと思ったのはごく最近。
今までのように途中で挫折は絶対しないと心に決めた。

脱ステロイドを決意したわけ

脱ステロイドを決意したわけは、15年前テレビで放映されたステロイドの危険性を訴える番組。
今でもその時のニュースキャスターの名前を憶えている。
そのときは皮膚科の医者にそれを言うと「そんなのうそや」と一笑に付された。
田淵さん自身もその時はステロイドをやめようなんて思いつきもしてなかったから医者の言葉を信用した。
その後もステロイドについて疑問を感じることがあったものの真剣に脱ステロイドを考えたことはなかった。
医者の言葉を免罪符にしていたのかもしれない。
もちろん何回か脱ステロイドを試みたことはあったが、挫折したのは前に書いたとおりである。
生半可な気持ちでは脱ステロイドは成功しないということは分かっている。
田淵さんに何が何でも脱ステロイドをやり遂げると決意させたものは何だろう。
田淵さんのアトピー歴すなわちステロイド使用歴は長い。
医者からは痒いところだけ塗りないと言われてきた。
痒いところだけと言ってもほとんど全身が痒い。
できるだけ少ない面積に塗るように心がけてはいたが、痒さには勝てない。
どうしても塗る面積は広くなる。
そして塗ったからと言って完全に痒さがなくなるわけでもない。
もちろん飲み薬も飲んでいる。
しかし、夜知らず知らずに掻いている。熟睡はできない。
それでも問題が起こらなかったら田淵さんも脱ステロイドをしようとは思わなかっただろう。
完全に痒さをなくすわけではないがとりあえずステロイドを塗っておればしのげている。ステロイドを使わないでるときの痒さは半端ではない。
だから心の隅では気になりながらようステロイドをやめることができなかった。

このままステロイドを使用し続けたら・・・

気になっていても実害がないので、見て見ぬふりをしていたのが色素沈着。
ステロイドによって肌が黒くなってきた。
年を経るごとに肌の色の黒さが濃くなってきた。
それと脱ステロイドを強く決意させたのが、顔や足の腫れ。
顔は特にひどい。鏡を見て直視するのが怖かった。
どうなるのかと考えると空恐ろしくなってきた。
今までステロイドを処方してもらっていた医者に「ステロイドをやめたいが…」というと「それじゃあもう来なくてよろしい」と言われてしまった。
田淵さんとしては脱ステロイドにつて何らかのアドバイスがもらえると思っていたのだが…

この時から田淵さんの孤独な脱ステロイドの戦いが始まったのである。

ステロイドをやめてしばらくすると強烈なかゆみに襲われる。
じっと我慢するしかない。
あるいは掻いて掻いて掻き毟ってしまう。
一人ではとても戦うことができない。
(もう無理!!!)限界に達したとき、

 田淵さんは、鍼灸治療を決意する。

当鍼灸院に予約を入れた。
たつみ鍼灸院までは、自宅から30キロの道のり。
自転車を走らせる。普通の電動自転車ではない。
ロードバイクに電動を特別に搭載してもらった自転車である。
30キロの道のりでも車より早く目的地に着く。

初めての鍼灸治療が始まる。

問診票を書いてから、ベッドに横たわる。
少し緊張する。体のあちこちを触診される。
足の冷たいこと、お腹がかたいことを指摘される。
脱ステロイドによるリバウンドがひどい状態だったので、下肢は腫れ、浸出液で広範囲に渡ってジュクジュクしてた。
顔は黒くむくんでいる。
痒みの為に睡眠もままならぬ状態だった。
お腹は柔らかい方がいいこと、足が冷たいのはいろいろな問題があることを言われる。
確かに冷え性がきつくて仕事中足がしびれてくるのがつらい。
手足、お腹などに針が打たれる。緊張するほどのこともない。
「ステロイドの薬の副作用も取りますね。」と言われる。これは有り難い。
針で薬の副作用が取れるなんてすごい。
しばらくすると眠くなってきた。気が付くと治療が終わっていた
少し体が軽くなったようだ。
痒さもまし。
アトピーの場合、食事に気をつけるように言われる。
今まで何の気なしに食べていたものの中にはアトピーには悪かったのがたくさんある。
これからは少し気を付ける。

鍼灸の治療効果が出てきた。眠れた。

今まで寝ているのか寝てないのかわからないほど眠りが浅かった。
少し眠れるようになってきた。これは本当にありがたい。
顔の腫れが良くなった。
顔全体が黒かったのが少しずつ肌色が出てきた。
下肢の腫れがなくなった。

下肢の浸出液も、ほとんどでない。
体中痒かったのが顔だけになってきた。
皮膚の剥がれるのがなくなった。
8時間ぶっ通して眠れた。

体調もずいぶん良くなった。
鎧のように硬かったお腹が柔らかくなった。
便秘だったが毎日快便。
足の痺れもなくなった。
皮膚に潤いが出てきた。(以前は乾燥するのでワセリンを塗っていた。)
顔の色がどんどん肌色になってきた。
あれほど黒かった皮膚が肌色になったことにびっくり。
田淵さんの心は、今、すさまじいばかりの脱ステロイドをやり遂げた満足感で満たされている。