起立性調節障害

起立性調節障害の治療で体質も改善(八尾市 20代男性Aさん)

起立性調節障害の鍼灸治療について、たつみ鍼灸院で治療を受けられた方のお声をまずは一つご紹介いたします。
こちらの方は1度は治ったものの再発した起立性調節に悩まれていました。

起立性調節障害は、7年前、中学生の時に発症しました。
その時の症状は今と同じです。
しかし、いったん治って良くなっていたのですが、また起立性調節障害の症状が出てきて困っています。
朝、頭がガンガン痛くて起きられません。
睡眠リズムが後ろにずれてどうしても起きれないのです。
寝付くにも時間がかかってしまいます。
明日早く起きようと思って布団に入っても目がさえて眠れないのです寝付くのは、2時か2時半ぐらいです。
起きるのは9時か9時半ぐらいになります。
よく眠れたときはその日の調子がいいのですが、睡眠時間が短いと調子が悪いです。
しかし、夜になると回復はします。
病院では、漢方薬を処方してもらっていますが今一つでした。
母に勧められて鍼灸治療を受けることにしました。
1番に望むことは、やはり睡眠の改善です。

 

起立性調節障害の症状

①立ち眩み、めまいを起こしやすい。
②立っていると子持ちが悪くなる。ひどくなると倒れる。
③入浴時や、いやなことを見聞きすると気持ちが悪くなる。
④少し動くと動悸や息切れがする。
⑤朝なかなか起きられず、午前中は調子が悪い。
⑥顔色が悪い。⑦食欲不振
⑧おへその周りの腹痛
⑨倦怠、疲れやすい。
⑩頭痛
⑪乗り物に酔いやすい

今の治療方法で効果が出ていますか?

・このまま子供が学校へ行けなくなったらと思うと居ても立ってもおれない。
・病院で薬をもらっているがあまり効果が見られない。

起立性調節障害の症状の治療がうまくいかず悩んでおられる方がは多いです。
病院の治療では起立性調節障害の回復が見られず、不安な思いをされていた方も「鍼灸ってこんなに効くの!!」と、びっくりされることがあります。

起立性調節障害のの治療に当院の鍼灸が期待できる理由

1.長い歴史に培われた中国鍼灸と現代医学の研究内容の豊富な知識と経験

中国鍼灸の歴史は2000年と言われています。
長年培われた信頼ある鍼灸の文献をはじめ、現代医学の研究内容や論文から最新の知識を得て、鍼灸治療に生かしております。
例えば一概に 起立性調節障害と言っても、患者様の年齢も違えば、体質も違います。生活背景も違います。
当院ではこれらの様々な要因を考え、見究め、その方に合わせた最適な治療を行っております。

2.起立性調節障害の真の原因に対しての鍼灸治療

それぞれの症状を良くすると同時に、症状が出てきた根本から改善するようにしております。
起立性調節障害の真の原因がどこにあるのかを脈診や、触診、舌診、針を打った際の反応などで見究め、それにアプローチすることによって、起立性調節障害の鍼灸治療をより効果あるものにしていきます。

3.全身のバランスを整え、体の中からを良くしていく鍼灸治療

起立性調節障害は、それぞれの症状に限った疾患ではありません。
血液の流れを良くするなど全身のバランスを整えることによって、自然治癒力が十分発揮できる健康な体になります。

全身の気や血液の流れを良くするだけでなく、全身の不調を整えてその方の治癒力を高めることで、起立性調節障害の鍼灸治療をさらに効果的にしていきます。

起立性調節障害鍼灸治療(上記Aさんの場合)

Aさんは起立性調節障害を疑うほど、立派な体格をされていました。
起立性調節障害以外にも暑がり、下痢、疲れやすい、頭痛、めまい、立ち眩み、不安感、いらいら、動悸などの症状を訴えられました。
これらは自律神経失調症にも共通する症状です。
自律神経失調症は、冷えと生活リズムの乱れから起こってきます。
この2つの克服が起立性調節障害の早い回復につながります。
と言っても、生活リズムの乱れを良くすることは至難です。
Aさんはごくごくまじめな大学生です。
夜遊びをなさったりもされていません。
ただ週3回なさっているアルバイトがネックになるかなとは思えます。
と言っても、寝つきに問題がなくなれば少しぐらい遅くなっても朝の起床には問題が起こりません。
アルバイトを辞めることはお勧めせず、ほかの生活を見直してもらうことにしました。
それは、Aさんが抱えておられる冷えです。
暑がりとありますが、実際はとても冷えておられました。
汗をよくかくので体に熱が多すぎるように思われる方が多いのですが実はつめたい体の人のほうが汗をよくかかれるのは臨床で感じます。
冷えの克服のために、Aさんができることに取り組んでいただきました。
身体を冷やすものは取り入れないことです。
現代人は必要以上に体や胃腸を冷やしています。
コマーシャルの影響でしょうか?
夏はもちろん、寒い冬でもアイスクリームを召し上がったり、冷たい水など冷蔵庫で冷やした飲み物を飲んでらっしゃる方が多いのではないでしょうか?
Aさんは更にシャワーで過ごしておられました。
シャワーは非常に冷えます。
これらを変えていただくとともに、積極的に、熱を生み出すように歩くことをお願いいたしました。
Aさんはよく理解され実行に移されました。
鍼灸治療では、冷えをとり温かい体づくりをする。
そしてそれぞれの症状克服のための針や灸をしていきました。
申脈、後谿で冷えをとり、体が温かくなるように気の流れを整えていきます。
これで気持ちも楽になります。さらに頭痛の回復にも有効なツボです。
さらにストレスをとり、血流を良くするように太衝に針をします。
このツボをとると、Aさんが訴えられているめまい、立ち眩み、不安感、イライラなどの解消にもつながります。

下痢など胃腸にも問題を感じておられましたので足三里や、内関、公孫も使いました。
このように体調を整えることによって、体の組織が正常に機能するようになります。
自分で自分の体を治すという正しい方向に向かうのです。
鍼灸治療には薬には求められないこのような力もあるのです。

最初は、頭痛に変化が見られました。
・3回の治療で2日に1回はあった頭痛が、1週間に2回に減りました。、
・4回の治療で1週間に1回に減りました。
・6回の治療でめちゃくちゃ痛かった頭痛が軽い頭痛に変化しました。
・9回の治療で全く頭痛は消えました。
睡眠障害のほうは、
・11回の治療で寝つきに2時間かかっておられたのが1時間に短縮しました。
・16回の治療で30分に短縮しました。
他の症状ももちろん良くなられました。

体を冷やす食品-体温より低い温度の食事・生のもの・お茶など熱くても体を冷やす作用のある食品
体を温める食品ーネギ・ショウガ・鶏肉など

使ったツボ(申脈・後谿・太衝・臨泣・足三里・内関・公孫etc)