男性の更年期障害

ホルモン注射より鍼灸治療を選んでよかった…男性の更年期障害(LOH)症候群。(大阪府東大阪市 50代男性Aさん)

男性の更年期障害の鍼灸治療について、たつみ鍼灸院で治療を受けられた方のお声をまずは一つご紹介いたします。
こちらの方は「男性の更年期障害」で、不眠等いろいろな症状に大変悩まれていました。

病院へ行ったら男の更年期障害と言われました。
血液検査をしたら、男性ホルモンが少し低下しているといわれ、ホルモン注射を5~6回打たなければならないといわれました。
「それで治るのですか」と聞いたら「わからない」ということでした。
治るんだったらそら注射でも何でもしますよ。しかし、治るかどうかわからないといわれたら、正直やめとこうと思いました。
そうしたらどうするねんということです。
のどの詰まり感や、不安感、寝汗、息苦しさ、食欲不振、睡眠障害、動悸などでもうしんどうてたまりません。
会社を休みたいけれど、大変な時やから1日も休めません。
中国から品物が入ってきませんねん。それを何とかしゃんとあきませんねん。上からは早く何とかしろと言われるけど、できるんだったらやってますよ。
残業残業の毎日です。2か月前からいろいろな症状が出だして、1か月前からは急激に悪化の道をたどっています。
夜2~3回は目が覚めるんです。目が覚めたら早い時で、次眠れるようになるまで1時間もかかっています。
鍼灸で何とかしてもらおうと思って来たんです。この判断はまちがっていなかった。針治療を受けてよかったです。ずいぶん楽になりました。

男性の更年期障害について

単なる疲れ、年のせいではない、以下のような症状で悩んでおられませんか?

・睡眠障害(寝つきが悪い、ぐっすり眠れない、早く目が覚める、寝ても疲れが取れない、眠れない)
・イライラする(些細なことに腹が立つ、不機嫌になる)
・神経質になる(緊張しやすい、精神的に落ち着かない、じっとしてられない)
・体の疲労や行動力の減退
・筋力の低下
・憂鬱な気分(落ち込み、悲しみ、涙もろい、意欲がわかない、気分のむら)
・性的能力の衰え
・肩こり、筋肉痛、関節痛
・汗をかきやすい、口の中が乾きやすい、ほてり
・食欲不振、便通異常、腹痛
・のぼせ、ほてり、動悸

男性の更年期障害の原因

東洋医学的には、大きく2つの常態で分けられます。

1つは、ストレスなどからくる精神神経状態。働き盛りの中高年で、比較的まじめで几帳面な方が陥りやすいとされています。

もう一つは男性ホルモン値(テストステロン)の低下です。テストステロンの分泌は20歳代から30歳代で最大になり、以降低下していきます。

しかし、ホルモン変化が穏やかな男性においても更年期障害と言われる症状がみられるのはなぜでしょうか。(男性ホルモンに問題がない男性にも更年期障害が見られます。)
男性の更年期と言われる時期は、家庭においても、会社や組織においても、さまざまな社会的責任を負わされる時期が更年期と言われる時期なのです。
日本を取り巻く状況はコロナ化が落ち着いたというものの依然として先行き不透明です。
その厳しさを、もろに感じておられるのが、40代50代の男性です。
男性の更年期障害の患者には、銀行員や教員IT関連企業の社員など、デスクワーク中心で、ストレスの多い仕事の人が目立ちます。

男性ホルモンの減少が生じるのは、男性の更年期障害の第1の原因が職場などのストレスが原因になって、2次的におこるものと思われます。ゆえにホルモン注射をしても根本的な原因を解決しなければ治らないと言えます。

男性の更年期障害の治療について

今の治療方法で効果が出ていますか?

・病院で、ホルモン注射を受けたがあまり改善しない。
・毎日がしんどくてしょうがない。
・病院でいろいろな症状に対して薬を処方してもらったがよくならない。
・いつよくなるのか不安。

このようなお悩みをはじめ、男性の更年期障害のいろいろな症状で苦しんでおられる方が多くいらっしゃいます。
病院の治療では、回復が見られず、不安な思いをされていた方も「鍼灸ってこんなに効くの!」と、びっくりされることがあります。

男性の更年期障害なら臨床経験豊富な当鍼灸院にご相談ください。

男性の更年期障害の治療に当院の鍼灸が期待できる理由

1.長い歴史に培われた中国鍼灸、と現代医学の研究内容の豊富な知識と経験

中国鍼灸の歴史は2000年と言われております。
長年培われた信頼ある鍼灸の文献をはじめ、現代医学の研究内容や論文から最新の知識を得て、鍼灸治療に生かしております。
例えば一概に男性の更年期障害と言っても、患者様の年齢も違えば、体質も違います。生活背景も違います。
当院ではこれらの様々な要因を考え、見究め、その方に合わせた最適な治療を行っております。

2.男性の更年期障害の真の原因に対しての鍼灸治療

目の酷使、ストレス、胃腸の疲弊、過労、冷え、睡眠不足、自律神経失調症などの男性の更年期障害の諸症状の改善を図ります。

さらに男性の更年期障害が引き起こされた根本の原因を考え、脈診や触診や舌診。更に針を打った際の反応などで見究め、それにアプローチすることによって、男性の更年期障害の鍼灸治療をより効果あるものにしていきます。

3.全身のバランスを整え、体の中からをよくしていく鍼灸治療

男性の更年期障害の患者様はいろいろな症状を訴えられます。

1つ1つの症状改善はもちろん大事ですが、もっと大事なのは、全身をよくしていくことです。
全身のバランスを整える。
全身の血流を良くする。
全身の不調を整えることによって、体の組織が正常に機能するようになります。
そうすると、自分で、自分の体を治すという正しい方向に向かいます。
このように自然治癒力を高めることで男性の更年期障害の鍼灸治療をさらに効果的にしていきます。

男性の更年期障害の鍼灸治療の症例(大東市 50代男性 Bさん)

頭が重い(特に左側)両足の裏のしびれ、疲れやすい、めまい、立ち眩み、不安感、イライラ、夜中に何回も目が覚める、下痢などの症状を訴えられて来院されました。

男性ホルモン値も少し低いとのことでした。
特に気になさっているのは足の裏に力が入らないことでした。
ストレスを感じたり、疲れたら足の裏の踏ん張りがきかないとおっしゃいました。
腕のあちこちにも痛みを感じられるようでした。
それは肘だったり、手首だったり、指だったりして日によって痛む場所が変わるようでした。
Bさんは非常に冷たい足をされていました。寒がりでもありました。
冷えは気の流れを阻害します。
Bさんの男性の更年期障害の原因は、この冷えとストレスから起こっていることが話の中から伺えました。
鍼灸治療の柱を冷えをなくすこと。
申脈と後谿に針をすることによって、冷えをとり、体が温かくなるように気の流れを整えていきます。
これで気持ちが楽になります。
さらにストレスをとり血流をよくしていくように太衝に針をします。
このツボをとるとBさんが訴えられているめまい、立ち眩み、不安感、イライラなどの解消にもつながります。
(気)というのは体の中を巡っているエネルギーを表す東洋医学的概念です。
針をすれば皆さんにその気を感じていただくことができるのですが、残念ながら見ることができません。
2回目の治療に来られた時、頭がすっきりした。
すっきりしたら、足も楽だということでした。
下痢など胃腸にも問題を抱えておられましたので、足三里や内関、公孫なども使いました。
もちろんこれらのツボは、Bさんの脈を診ながら決めていきます。
治療を重ねるごとに、波があったもののBさんが訴えておられた各症状は1つ2つと消えていきました。
冬になると、「スキーに今度の休みに行ってくるわ」と元気になられました。
お若い時にはよくスキーに行っておられたようです。
治療を終わるころにはあれほど冷たかった足にも温かさを感じるようになってきました。

使ったツボ(申脈、後ケイ、復溜、三里、曲池、内関、公孫、太衝、三陰交、臨泣、心兪など)