曲がったまま伸びない膝

手術しかないと言われた曲がったまま伸びない膝の屈曲拘縮が改善(八尾市 10代女性Aさん)

曲がったまま伸びない膝の鍼灸治療について、たつみ鍼灸院で治療を受けられた方のお声をまずは一つご紹介いたします。
こちらの方は病院で、「曲ったまま伸びないこの膝は手術しかない」と言われて、大変悩まれていました。

部活で、ダンスをしているのですが、ダンスの練習中、跳んだとき、着地に失敗。

起き上がろうと思ったら膝が「く」の字に曲がって伸びないのです。

痛くて痛くて一歩も歩けません。

整形に連れて行ってもらったら手術をしなければいけないといわれて青くなりました。

手術をしたらダンスができません。

家に帰って家族に相談したら、一度針治療を試してみたらということでした。

「はり!!」と思いました。痛いのと違うのかと心配でした。

母が以前通っていたということできました。

針治療を受けて治らなかったら手術しか残っていません。

(どうか治りますように)と祈る思いではり治療を受けました。

1回目の治療で、治りそうと思えました。それは膝が少し伸びたからです。「く」の字に曲がったまま今まで全く伸びなかったのです。

2回の治療で、足に力が入るようになりました。うれしかったのですが、家族からは歩き方が変だといわれて少し気持ちがダウンしました。部活はまだ見学しかできないのが悔しくて仕方がありませんでした。

しかし、3回目の治療後は、足の腫れが引いてきました。

5回の治療後には、部活に参加でき、ダンスができました。もう手術をする必要は感じませんでした。しかし跳びあがるのはまだ怖くてできませんでした。

7回の治療後は跳ぶことができました。着地の時全く痛みが感じませんでした。8日の治療ではり治療を終わりました。

手術をしなくてよかったのが非常にうれしいです。もちろん膝は完全に伸び違和感も痛みもありません。

曲がったまま伸びない膝、手術しかないと言われ不安な思いでいっぱいでした。「鍼灸ってこんなに効くの!!」と、びっくりしています。

 

曲がったまま伸びない膝について

曲がったまま伸びない膝は、膝関節屈曲拘縮と、言います。関節が固まって動かなくなる状態を言います。
なぜ膝が曲がったまま伸びなくなるのでしょうか?

屈曲拘縮は、さまざまの要因によって引き起こされます。
手術やけが、痛み、同じ姿勢の繰り返しで、筋肉、靭帯、関節包、皮膚が傷つき固くなります。
これらの組織が固くなることによって拘縮が起こります。さらに、脂肪体による影響はとても多いと言えます。
この脂肪体は、膝蓋骨を覆っています。膝関節の隙間を埋めているのです。
本来関節の曲げ伸ばしを助ける働きをするものですが、上記の原因によって線維化します。
そして、膝蓋骨自体の動きを傷害して、屈曲拘縮を発生させます。
反対に、膝が伸びたまま曲がらない状態になる場合もあります。
これは、膝の伸展拘縮と言います。

曲がったまま伸びない膝なら臨床経験豊富な当鍼灸院にご相談ください。

曲がったまま伸びない膝の治療に当院の鍼灸が期待できる理由

1.長い歴史で培われた中国鍼灸と現代医学の研究内容の豊富な知識と経験

中国鍼灸の歴史は2000年といわれております。長年、培われた信頼のある鍼灸の文献をはじめ、現代医学の研究内容や論文などから最新の知識を得て、鍼灸治療に活かしております。
例えば一概に曲がったまま伸びない膝と言っても、原因は様々です。
その方の体質や生活背景などを見極め、その方に合わせた最適な治療を行っています。

2,曲がったまま伸びない膝の真の原因に対しての鍼灸治療

曲がったまま伸びない膝の血行を良くすると同時に、症状が出てきた根本から改善するようにしています。
曲がったまま伸びない膝の真の原因がどこにあるのかを、脈診や触診、針を打った際の反応、舌診などで、見極め、その部分にアプローチすることによって、曲がったまま伸びない膝の鍼灸治療をより効果あるものにしていきます。

3,全身のバランスを整え、体の中から曲がったまま伸びない膝をよくしていく鍼灸治療

曲がったまま伸びない膝は、膝のみの疾患ではありません。
血流など全身のバランスを整えることによって、自然治癒力が十分発揮できる体になります。
膝部分の血流だけでなく、全身の不調を整えて、その方の治癒力を高めることで、曲がったまま伸びない膝の鍼灸治療をさらに効果的にしていきます。
曲がったまま伸びない膝が治癒することだけを考えて治療するのではなく、治療前よりも体全体が健康になっていることを目指した鍼灸治療に取り組んでいます。

曲がったまま伸びない膝の鍼灸治療ーAさんの場合

Aさんはまだ高校生です。
おまけにダンスをなさっておられるので、お元気な体をされています。
しかし、残念なことに、現代人の例にもれず、体は冷えておられます。
冷えは血流を悪くします。血流が悪いと栄養分が十分送られません。
そしてけがをしたところの回復を遅らせます。
さらに冷えは体の各部を硬くさせます。
そこで、Aさんの治療の柱は、冷えを除き体全体の血流を良くすることとしました。
さらに膝の痛みも取らなければなりません。
申脈、後谿で冷えをとり、体が温かくなるように気の流れを整えていきます。
これで気持ちも楽になります。
さらにストレスをとり、血流を良くするように太衝に針をします。
このツボを使うことによって、Aさんの「ダンスができない」という鬱屈した気持ちも和らぎました。
伸びない、痛い、これらを解消するために、脈、おなか、舌などを診ながら決めていきます。
Aさんは若いだけあって順調に回復され、再びダンスができるようになられたのはうれしいことです。

曲がったまま伸びない膝の治療で使った鍼灸のツボ(申脈 後谿 太衝・足三里 陽陵泉 湧泉etc)