顔面けいれん 鍼灸体験談(平山さん 八尾市)

顔面けいれんは最初は目の上だけだったのが・・・(平山さん 42才 エステシャン)

平山さんの顔面にけいれんが出始めたのが、約半年前。
最初は目の上だけだったのが、次第に目の下そして、頬へと広がっていった。

ストレスがかかるとそのけいれんはひどくなる。

仕事はエステシャン。
お客様としゃべりながら施術していくが、顔がぴくぴく動き出すと(あーまた、始まった。おかしく思われないか)と、余計な心配までしてしまう。
顔面にけいれんが出始めた時期は、お店の店長になってしばらくしてから。

店長になったのはうれしかったが、ストレスが半端じゃないほど感じるようになった。

お店の売り上げが落ちないかが心配だし、スタッフさんに不満を持たれないかも気になってくる。
スタッフさんより自分の売り上げが少なかったらと思うとそれも気になる。
次から次へと気になることが押し寄せてくる。
こんなことなら店長なんかにならなかったらよかったと思うこともしばしば。
そういう日々を過ごしているうちに顔面にけいれんが出だしたのだ。

ピクピクする顔でお客様に応対するのもしんどい。

病院を受診して薬を処方してもらった。
(あーあーこれで安心。)と思った。
しかし、全く安心ではなかった。
薬を飲むと、確かに少しだけけいれんが減る。

しかし、薬の副作用がひどすぎてこれでは日常生活に支障をきたす。

眠気がきつすぎる。
頭がボーとして仕方がない。
仕事をしている最中も眠いのだ。
眠くて眠くて仕方がない。
車での通勤は無理。
それで、朝のむのをやめて夜寝る前にのむようにした。
そうすると、今度は、朝起きれない。
何とか起きようとするが、体が起きてくれない。
何とか布団から体を引き離して起きるが、つらすぎる。
他の方法を探さなければ…と思うが何も思いつかない。

スマホで検索してやっと見つかった。
鍼灸治療。

しかし、本当に治る?と一抹の不安がよぎる。
しかし、もう躊躇している時間がない。
だめもとで予約を入れる。
予約当日、自分の症状を話す。
顔のけいれんだけでなく、気が短いので常にイライラしていることなどを…。
ベッドに横になる。
脈を診られたり、手や足の指を調べられたり、舌を診られたり、いろいろ調べられる。
病院では、話を聞いてもらっただけで薬を処方してもらったが鍼灸は違うんだなあと思う。
治療中もはりを刺される前も、後も、脈を診られたり、いろいろ調べられる。

はりが本当に効くのか心配だったが、薬を飲まないで1週間過ごせた。

週末には症状が出てきたが、それまでは出てこなかった。
すごい!!と感動する。
これなら治ると思えた。
2週間後、週末にけいれんが少々が出てくるのは前週と同じだ。
しかし、今まで常にイライラしていたのに、イライラが減っている。

気持ちが安定してきたのを感じられる。

以前はイライラと不安の日々だった。
3週間後、目の上のけいれんは出なくなった。
目の下や頬のけいれんはまだ出る。
3か月後、けいれんはほとんど出なくなった。
たまにつることがあるぐらいだ。
治療の終わりが近づいてきたのが感じられてうれしい。
治療を始める前は、頬がびくびく動いて、このままさらに顔のけいれんが進んだらどうしょうかと思うといてもたってもいられなかった。
あの時の地獄のような日々を思うと、

今は、はり治療に巡り合えて本当によかった。と思う。

顔のけいれんだけでなく、心が楽になった。
お客様と緊張しないで話ができるのが何よりもうれしい。