円形脱毛症の鍼灸治療

円形脱毛症の治療で体質も改善(東大阪市 40代女性 Aさん)

円形脱毛症の鍼灸治療について、たつみ鍼灸院で治療を受けられた方のお声をまずは一つご紹介いたします。
こちらの方は当院に来られる2年前から体調や円形脱毛症に悩まれておりました。

2年前から毎日がしんどくて仕方なかったです。頭痛はするし、咳はひっきりなしに出るし…いつもぐったりとしていました。
そのような日が続いていたある日、決定的なことが髪の毛に起こりました。円形脱毛ができたのです。それも1つだけでは無く、次から次へとできていくので気が気じゃなかったです。しかも、どんどんと大きくなっていきました。
このままいったらどうなるのかと考えると毎日が恐怖感でいっぱいになりました。

こちらに来る前、他に病院や2か所の鍼灸院に行ったけれど、あまり効果がありませんでした。こちらに通院するようになり徐々に体調が良くなり、髪の毛も少しずつ増え今は生えそろうようになりました。母も「あんたこの頃元気になったなあ。」と感心してくれています。本当にこちらに来てよかったと思います。

円形脱毛症について

円形脱毛症は、頭部に限局性斑状の脱毛が突然発生してできます。 毛髪は通常「生える」→「抜ける」→「生える」…というサイクルを繰り返します。毛は数年間伸び続けた後、成長が止まります。成長が止まると皮膚の中の「毛包(毛根を包んでいます)」が浅くなり、抜けやすい状態になります。2~3ヶ月経つと、毛包の下に新しい「毛母」の芽が出現し、毛包を再生します。そして新しい毛が作られ、同じ毛穴から伸びていきます。
1日におよそ100本ほど抜け、ほぼ同数が再生することで毛髪の数が保たれていますが、何らかの原因によってこのサイクルが崩れ、多くの毛が抜けてしまうことがあります。これが脱毛症です。脱毛が起こる原因や過程にはさまざまなものがあります。

円形脱毛症の原因

あまり聞きなれない言葉ですが、円形脱毛症の原因として最近有力視されているのが「自己免疫疾患」です。私たちの体にはもともと免疫力が備わっており、体内に敵が侵入しようとすると免疫機能が体を守ってくれます。
自己免疫疾患とは、この免疫機能に異常が生じる病気のことで、本来敵を攻撃するはずの働きが自身の体の一部分を異物とみなし、攻撃してしまうのです。この攻撃は手を緩めることなく激しく行われ、それが毛根の場合は大きなダメージを与えます。免疫機能に異常が生じる原因も、精神的や肉体的など様々です。

円形脱毛症の治療について

今の治療方法で効果が出ていますか?

・注射をしてもらったら髪の毛が生えてきて喜んでいたけれど、また違うところに円形脱毛ができた。
・円形脱毛の注射を何回もしてもらうとだんだん効かなくなってきて・・・。
円形脱毛症は、治らないのでしょうか。

このようなお悩みをはじめ、円形脱毛症の治療が上手くいかず東大阪市や八尾市、大阪市など大阪の様々な場所から当院にお越しになられる方はとても多いです。
円形脱毛症の治療は当院が特に力を入れている治療分野の一つになります。
病院の治療では円形脱毛症の回復が見られず、不安な思いをされていた方も「鍼灸ってこんなに効くの!」と、びっくりされることがあります。

円形脱毛症の治療なら臨床経験豊富な当鍼灸院にご相談ください。

円形脱毛症の治療に当院の鍼灸が期待できる理由

1.長い歴史で培われた中国鍼灸と現代医学の研究内容の豊富な知識と経験

中国鍼灸の歴史は2000年といわれております。長年で培われた信頼のある鍼灸の文献をはじめ、現代医学の研究内容や論文などから最新の知識を得て、鍼灸治療に活かしております。

例えば一概に円形脱毛症といっても、様々な型があります。
当院ではこれらの型に加え、円形脱毛症以外に発生している症状やその方の体質を見極め、その方に合わせた最適な治療を行っております。

単発型円形脱毛症
脱毛の範囲が一か所ある状態です。

多発型円形脱毛症
単発型円形脱毛症が複数個所に発生している状態です。
多発型円形脱毛症の治療症例

多発融合型円形脱毛症
複数発生した円形脱毛部が融合して拡大した状態です。
多発融合型円形脱毛症の治療症例

全頭型円形脱毛症
脱毛の範囲が頭全体に広がっている状態です。
全頭型円形脱毛症の治療症例

汎発型円形脱毛症
脱毛の範囲が頭だけでなく全身に広がっている状態です。
汎発型円形脱毛症の治療症例

2.円形脱毛症の真の原因に対しての鍼灸治療

円形脱毛部分の血行を良くすると同時に、引き起こす根本から改善するようにしております。
自己免疫疾患の真の原因がどこにあるかを、触診や鍼を打った際の反応、舌診などで見極め、その部分にアプローチすることによって、円形脱毛症の鍼灸治療をより効果あるものにしていきます。

自律神経失調症
自律神経失調症は、ストレスや冷えなどが原因で自律神経が正常に機能しなくなり引き起こされます。その症状は、眠れない、疲れが取れない、頭痛、動悸、めまい、下痢、便秘などなど、多岐にわたります。
その結果に髪の毛を生やす働きが弱くなり、脱毛を引き起こす方がおられます。

ストレス
人にはストレスを受けるとそれに対抗しようとして、交感神経が活発になり、ストレスと戦う状態を作ろうとします。しかし、この状態が長く続くと交感神経は異常をきたし血流を悪くさせます。
血流が悪くなるとことで毛根に栄養がキチンと運ばれなくなり、脱毛を引き起こすとされています。

アトピー性皮膚炎
円形脱毛症患者の中にはアトピー素因を持つ方もおられます。その半数以上は親や兄弟にアトピー素因が認められています。そのため、アトピー性皮膚炎は円形脱毛症に深く関わっているとされています。

3.全身のバランスを整え、体の中から円形脱毛症を良くしていく鍼灸治療

円形脱毛症は頭部のみの疾患ではありません。血行など全身のバランスを整えることによって、自然治癒力が十分発揮できる健康な体になります。円形脱毛部分の血行だけでは無く、全身の不調を整えてその方の治癒力を高めることで、円形脱毛症の鍼灸治療をさらに効果的にしていきます。

円形脱毛症の鍼灸治療の症例

5年間皮膚科に通院しかし広がる一方の円形脱毛ー鍼灸治療でストップ‼(東大阪市 30代女性 Bさん)

塾経営という仕事柄、ストレスまみれの日々を過ごしておられるBさん。

円形脱毛症を訴えて当鍼灸院に来られました。
円形脱毛症の発症は出産後からとのこと。かれこれ5年近く皮膚科に通っておられました。
最初は注射と内服薬で円形脱毛部分に毛が生えてきたとのこと。
しかし、数週間するとまた円形脱毛が始まる。あるいは別の場所に円形脱毛ができるという具合で脱毛部分が広がっていくのでずいぶん悩んでおられました。

円形脱毛箇所を診せていただきますと、頭頂部や側頭部など十数カ所に円形脱毛が大小いろいろの大きさで見られました。特に頭頂部の円形脱毛箇所は赤くカサカサした皮膚に変っていました。側頭部の円形脱毛箇所の皮膚はまだ白いままです。さらに円形脱毛症以外にも冷え症、便秘、ひどい肩こり、手のしびれ、腰痛などの症状にも悩まれていました。
治療2回目で足が温かく感じられるようになられました。しかし、円形脱毛箇所には変化は見られませんでした。

治療3回目に来院されたときから、側頭部の円形脱毛箇所に発毛が見られるようになりました。白い毛で、まばらです。
5回目から円形脱毛の箇所に黒い毛の発毛も見られました。側頭部の発毛は順調に進み、密生して生え、正常な部位と見分けがつかなくなったころから頭頂部の円形脱毛箇所にも黒い毛の発毛が見られるようになりました。
頭頂部が生えそろうようになると、赤く変色していた地肌も白くなり、正常部位と円形脱毛部位との差異がなくなりました。

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