便秘

便秘の鍼灸治療-たつみ鍼灸院(東大阪市 八尾市)

トイレ時間はウミガメが産卵するときの心境でした。…はり治療でするっと出るようになって感激です。(東大阪市 女性 Aさん)

ずっと子供の時から便秘でトイレに行くのが嫌でした。一週間出ないのは当たり前、時には二週間近くでないときもあります。トイレに入ると涙が出るほどつらかったのです。それが針治療で最近はするっと出るのでもうびっくりです。あれ程苦しかったのが信じられないほどです。

便秘でお悩みではありませんか?

トイレに行くのが恐怖です。
便秘にいいと思うことは全部していますが全くダメです。
トイレで何時間も頑張らないと出ないのです。
いつもおなかが張ってすっきりしない感じです。
常にトイレのことが頭を離れません。
便秘薬を飲まないと出ません。だから便秘薬を常に飲んでいます。
便秘薬がだんだん効かなくなってきました。
痔になるのが怖いです。

便秘なら臨床経験豊富な当鍼灸院にご相談ください。
便秘は当院が力を入れている治療分野です。
Aさんだけでなく、便秘で悩まれておられた多くの方が来院してくださっています。
病院の治療では、便秘の改善が見られず、不安な思いをされていた方も「鍼灸ってこんなに効くの!!」と、びっくりされることがあります。

なぜ便秘の治療に当院の鍼灸が期待できるのでしょうか。

それは、長い歴史に培われた中国鍼灸、そして現代医学の研究、さらに豊かな臨床経験に基づいた鍼灸治療だからです。

便秘についてのQ&A

便秘で間違った対処をされておられませんか?

2~3日に1回のお通じなのですが、便秘でしょうか?

・2~3日でなくても心配いりません。自然に気持ちよく出てすっきりするのなら大丈夫です。
反対に毎日出ていても、量が少なかったり硬かったりして気持ちよく出ないときは便秘と判断します。
便秘の定義は3日以上出ないとき便秘とします。

便秘の原因は?

・冷えが便秘の大きな原因です。
寒い冬になると便秘の人が増えます。
腸が冷えて動きが悪くなると便秘が起こりやすくなります。
・不規則な食生活、運動不足、ストレス、過度なダイエットなども便秘を招く原因になり・・
・薬が便泌の原因になることもあります。治療中の薬の副作用によって便秘になられる方もおられます。

便秘になりやすい薬
消化管の働きを抑える薬
鉄剤、カルシウム剤、硫酸バリウム、胃薬「水酸化アルミニウム」
脳の働きを抑える薬
抗鬱剤、筋弛緩剤、向精神薬
そのほか降圧剤など

便秘は病気ではないのではないしょうか?

・便秘は立派な病気です。
東洋医学では2便(大と小)を整えることが大事であると言われています。
便秘は物をためてしまうため、悪玉菌が有害物質を作った時にそれが直接大腸に被害を及ぼす危険があります。
また、吸収された有害物質は体のあちこちに運ばれて悪さをすることも考えられます。便秘は病気の原因を作るとも言えます。
腸は免疫にもかかわる器官ですので腸の健康を守ることは病気の予防にもつながるのです。

毎日、便秘薬に頼っているのですが・・・

便秘薬は緊急時だけにしないと癖になり、だんだん強い便秘薬が必要になってきます。

「センナ」は、植物だから安全だと思うのですが。

「センナ」は植物ですが、非常に強い下剤で腸をボロボロにするので使わないでほしいですね。
「センナ」を漢方薬と思っておられる方もいますが漢方薬ではありません。

漢方を処方してもらっているので安心です。

漢方の中で下剤として(大黄)が使われることがあります。
大黄を使いすぎると逆に腸を刺激しすぎてより頑固な便秘になってしまうこともあるので、注意が必要です。

便秘には果物がいいと聞いたのでたくさん食べるようにしているのですが。

果物は腸を冷やすので、便秘にはよくないですね。

水分が不足したら便秘になるのでできるだけたくさん水分を取るようにしているのです。

水分の取り過ぎは腸に負担をかけることになるのです。
腸に負担がかかれば腸の働きが悪くなるので、反対に便秘につながるかもしれません。
水分は体が要求しただけ取るようにしてください。

生野菜を食べて繊維質をできるだけ取るようにしています。

繊維質を取るという考え方は正しいのですが、生野菜は腸を冷やします。
そして、生野菜ではたくさん食べたように思ってもゆでたりすると嵩が大変減ることから分かりますが、生野菜でとれる量は少ないのです。
野菜は火を通してお召し上がりになるのが便秘にはいいのです。

コーヒーやお酒、たばこで便秘を解消していますが。

刺激物で便秘を解消されているようですが、こういう刺激物なしで自然なお通じが来る体を目指しましょう。

浣腸しているので毎日すっきりしているのですが。

浣腸のし過ぎは便意を鈍らせるので、自力での排便ができる体を作ってほしいですね。

便秘のために、バナナとヨーグルトの朝食をとるようにしています。

バナナもヨーグルトも腸を冷やします。
このような食事を続けられて、便秘を悪化させてしまった方もおられますよ。
また、ヨーグルトに含まれる乳酸菌は整腸作用があり、確かに軽い便秘には効果があるかのしれませんが、重症の便秘の方には漬物などの発酵食品(糠漬け、みそ、しょうゆ、納豆、甘酒)のほうが高い効果が期待できるのです。
ヨーグルトなどの動物性乳酸菌より、植物性の乳酸菌のほうが生きたまま大腸の奥まで届きます。

たくさん食べて便の元をたくさん作って便秘をなくそうと思っているのですが…。

食べすぎると腸の負担が増えることになるので反対に便秘になるのです。

便秘の鍼灸治療の3本の柱

1、便秘に有効なツボを取ることによって、便秘の解消を図ります。

2、便秘の真の原因・・・腸の冷え、腸の疲れ、ストレス、などにアプロ-チすることによって、1で行う便秘の鍼灸治療をより効果あるものにしていきます。

3、全身のバランスを整え、体の中から便秘をよくしていく鍼灸治療

全身のバランスを整えることによって、1,2の便秘の鍼灸治療の効果がさらに確かなものになります。

便秘の鍼灸治療の症例

便秘がひどくなると急性胃腸炎になって入院騒ぎに・・・(東大阪市 女性 Bさん)
「子供の時からの便秘です。
1週間出ないなんて言うのは当たり前なんです。
いつも、お腹が張っています。
お腹の調子がいい時なんてほとんどりません。
便秘だけならまだしも便秘がひどくなると急性胃腸炎にります。もう地獄です。震えが来て、意識がなくなります。
それが年に3-4回はあります。
入院したこともあります。
便秘はつらいです。冷や汗を垂らしてトイレに座っているのですが、出ないのです。
いままで、便秘にいいことは全部やってきたつもりですが…だめでした。
ストレスを感じたり、冷えたりすると余計ひどくなるようです。」
Bさんがやって来られたのは2月の寒い時期でした。
足を触ると、まるで凍ったような冷たさです。
胃腸を冷やすと便秘になることをお伝えし、普段飲んでおられるお茶と水をやめていただいて、白湯にしていただくようにお願いいたしました。
白湯が会社で利用できないようなら、家から持って行っていただくようにしていただきました。
針治療開始後
◇2週間後◇
3日連続で少しずつですが出ました。この後はだんだん普通のお通じが増えてきて、今は全く便秘で悩まれることはありません

便秘の鍼灸治療で使ったツボ

支溝、足三里、太衝、心兪、大腸兪 環跳 承山etc