鍼治療と食事の改善の2つでアトピーの改善を果たした症例 (Hさん 奈良県生駒市)

アトピー性皮膚炎の症例

患者様と当鍼灸院が二人三脚でコツコツと治療実績を積み上げて参りました。
アトピー性皮膚炎でお悩みの方はどうぞお気軽にご相談下さい。

鍼治療と食事の改善の2つでアトピーの改善を果たしたHさんの症例

Hさんは介護士をなさっています。
ストレスの大きい仕事です。
しかも勤務時間は不規則です。
アトピーにとって決して良い環境とは言えません。
しかしそれでもHさんはがんばっておられます。

アトピーの為に夜かゆくて目が覚めると言って当院に来られました。
ステロイドは来院半月前に完全にやめたとのことでした。
これまでは毎日塗るのではなく、かゆくなったら困る場面でのみ塗るというように、ステロイドの使用を減らして来られたようです。
3年前から便秘にもなられ、この面でも困っておられました。
発汗・便通等によって体に不用なものを排泄するのですが、アトピーの方の中には便秘の方や汗の出にくい方がわりといらっしゃいます。

Hさんも便秘で悩まれていたのですが、不規則な勤務体制の中で生活リズムが乱れ、それが便秘につながったように思われました。
また汗もあまりかかないと言われています。
便秘解消の為には、腸を冷やさないことが大事です。
冷飲冷食によって腸が冷え、その為に腸の動きが悪くなって便秘になっておられる方々が多いのですが、この方々が便秘の為にヨーグルトを召し上がるのは、その時は便秘が解消したように見えても、長い目で見ると反対に便秘を作っていることになりかねません。
ヨーグルトは腸を冷やします。
便秘の為、そしてアトピーの為にも野菜中心の食事にしていただきたいことをお願いいたしました。
生は冷えますので、もちろん温野菜です。

Hさんはこのことをよく理解して下さり、食事にも気を配って下さいました。
アトピーは顔を中心として股関節から上に出ています。
特に目のまわりを中心として顔のかゆさが際立っていました。
顔には赤みも出ています。

1回目の鍼治療で、お通じが少し改善されました。

4回目の鍼治療で、夜かゆくて起きることはなくなりました。

5回目の鍼治療で、顔の赤みが消えました。

6回目の鍼治療で、顔のアトピーは消えきれいになりました。 お腹のかゆみはまだ残っています。

8回目の鍼治療で、お腹のかゆみが少しおさまりましたが、まだ残っています。

Hさんのアトピーは以上のように徐々にではありますが改善していき、夜かゆみで目が覚めることもなくなりました。