アトピーで人の何倍も悔しい思い苦しい思いに耐えてきたからこそ ハリ治療でアトピーが良くなることを教えてあげた症例 (Kさん 大阪府東大阪市)

アトピー性皮膚炎の症例

患者様と当鍼灸院が二人三脚でコツコツと治療実績を積み上げて参りました。
アトピー性皮膚炎でお悩みの方はどうぞお気軽にご相談下さい。

アトピーで人の何倍も悔しい思い苦しい思いに耐えてきたからこそ
ハリ治療でアトピーが良くなることを教えてあげたいという
Kさんの症例

「子どもの時からアトピーで悩んでいる、一生アトピーでつらい思いをするのからは卒業したい」
と言って来院されたKさん(27才男性、東大阪市会社員)
アトピーで来られる方々の場合、女性より男性に重症の方が多いように思われます。

Kさんはその重症の中でも更に重いアトピーのようでした。
Kさんが来院された際のアトピーについての言葉を書きます。
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アトピーは子どもの時からなのですが、と言っていつからかははっきり覚えていません。
小学生の時はもう常にかゆくて、体のあちこちをかきむしっていた記憶があります。
特に首筋や肘、膝の裏、手首、足首など血が出るほどかきむしっていました。
そのころは、 「ステロイドがこわい」という認識がありませんでした。
もちろん親にもありませんでしたから、いっしょうけんめいステロイドを塗りました。
塗った後は、一時的におさまるのですが、あとはもっとかゆみがひどくなっておそってきます。
だから更にステロイドを塗るというくり返しで、
皮膚は自分で見るのもいやになるくらいひどい状態になりました。
赤黒く変色しましたし、皮膚はどんどんぶ厚くなりゴワゴワしてきました。
そのゴワゴワしている皮膚が更に地割れ状態になり、
人と会うのをだんだんさけるようになっていきました。
常にかゆい状態が、体のどこかにいきかいていました。
それでも大学時代は、かゆみはましになっていたと思います。問題は就職してからです。
ストレスがアトピーに悪い影響を与えるということを実感しました。
実に就職してからは、親から離れ一人住まいをするようになって
食生活が乱れたのもアトピー悪化につながったように思います。
朝食は抜きでコーヒー一杯で終わらせ、昼食はだいたい外食です。
晩飯も、アトピーに悪いとわかりながら外食かコンビニ弁当、カップラーメン等で
すますことが多いです。
自炊できればいいのですが、仕事の帰りが毎日10時、11時ごろになるので、それも無理です。
アトピーなのに悪い条件が重なっているので悪化しても仕方がないと思うのですが・・・
それでもかゆいのはつらいです。
夜はかゆさで寝られなかったら仕事にさしつかえます。
ステロイドはもう使いたくないですし、しかし、このかゆさには耐えられないのです。
なんとかこのアトピーのかゆさからのがれたい思いから、漢方薬も調剤してもらいました。
少しかゆさはましになりましたが、決定打にはなっていません。
あとは、ハリしかないと思い、今日はじめて来ました。
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Kさんがご自身でおっしゃっているように、ステロイド剤を使うということは、
その時はかゆみを軽減させたように思えても、アトピーの根元を断たないで、
単に抑えこんだものは必ず出てきます。

しかし、アトピーのかゆみには勝てず
又医者が「このステロイドは弱いものだから、使い方さえまちがわなければ大丈夫です」と言われ、
ついつい使ってしまって深み
アトピーのかゆさがどんどん増していく→ 強い薬を使う
にはまりこんでしまう人が多くいらっしゃいます。

幸いKさんは強い意志でステロイド剤の使用を拒否されました。
皮膚の状態からどれほどのかゆさと戦ってこられたのかと想像できます。
又、Kさんは多くのアトピー患者と同じようにあたたかくなればかゆさが増すということで、
風呂にはよう入らないでずっとシャワー生活をされてきました。
夏はシャワーをキンキンにかけておられました。
Kさんの足は冷えきっていました。
体の芯から冷えているそんな感じでした。

東洋医学―ハリ治療の考え方はアトピーを抑えこむのではなく、
身体の中から良くしていくという考え方をします。
外から薬を塗るという発想ではなく、身体の中の細胞がそれぞれあるべき姿に戻し、
その働きを正常にしていくことによってアトピーを治していきます。
内から外へという発想です。

Kさんはハリ治療によって、アトピーを治していこう、
もうこれしかないという気持ちから熱心に通って下さいました。

そのかいあってアトピーは徐々に改善してきました。

そしてついにハリ治療卒業の日がやってきました。

この日のKさんの言葉は、
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漢方を併用しながらのハリ治療でしたが、ここまで良くなるなんて想像もできませんでした。
ハリ治療の後は、かゆみはましになるのが実感できました。
だから続けられたのだと思います。
しかし、最初はかゆみが消えたと思っても又でてくる、こんな繰り返しでしたが、
だんだん身体が変わってきたのでしょうか、かゆみを感じることが減っていきました。
これは、ぼくにとって本当にうれしかったです。
良くなると自信もついてきました。
最近では、かゆみは全くといっていいほど感じられません。
それに、皮膚がこんなに変わるなんて夢のようです。
あれほどゴワゴワしていた皮膚が普通の皮膚に変わっていったのですから・・・
もちろん色素沈着による皮膚の色はまだ残っていますが、かゆみなしで夜ぐっすり眠れる。
アトピーによる劣等感もなくなり、ハリ治療をして良かったと思っています。}
転勤になったのが残念です。
アトピーで困っている方々にハリ治療をうけなさいと言ってあげたいです。
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Kさんは、晴れ晴れとした顔でハリ治療を修了していかれました。