涙を流した分だけ心の芯から強くなった。 アトピーのためにはれあがった 顔色が普通の肌色に戻った症例 (Kさん 大阪府東大阪市)

アトピー性皮膚炎の症例

患者様と当鍼灸院が二人三脚でコツコツと治療実績を積み上げて参りました。
アトピーでお悩みの方はどうぞお気軽にご相談下さい。

涙を流した分だけ心の芯から強くなった。
アトピーのためにはれあがった 顔色が普通の肌色に戻った
Kさんの症例

Kさん(20代女性、東大阪市、会社員)がまっ赤な顔で来院されました。

Kさんの初診時の言葉です。

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高校生の時、大学生の時にしばらくの間、皮膚科に通っていた時期がありますが、
これほどひどいのははじめてです。なぜアトピーが出てくるのかわかりませんが、
大学3年の時に1年近くアメリカに留学していた時期があります。
その時に食べていたのは、パン・パスタ類・マッシュポテト・揚げ物・スナック菓子・
ジュース・肉・生野菜です。
これらが留学から日本に帰ってきて、しばらくしてアトピーの症状が出たので病院へ行きました。
ステロイド剤と漢方薬が処方されましたので、それでアトピーはおさまっていたのです。
ところが、学校を卒業して新入社員のとして入社した5月にアトピーが再発しました。
かゆくてかゆくて仕方がないので、また前に行っていた病院へ行ったのですが、
今度はアトピーの症状がおさまらないのです。
仕方なく、病院をかえて約半年通院しました。
その後、3年半ほどは全くアトピーの症状はでませんでした。
アトピーは治ったものとばかり思っていたのですが、
毎年、夏か春にアトピーが出たので病院へ行き、
いつものようにステロイド剤をもらってそれでおさえこんでいました。
ステロイドを塗れば、かゆみはおさまるので、そんなに深刻に考えることはなかったのです。
しかし、今年の7月に額がかゆくなってきたなと思っていると、
だんだん額に広がってきて今のように顔中がまっ赤になってしまったのです。
顔からは汁が出てくるし、かゆいし、この顔で外へ出ていくのは本当につらいのです。
やっとステロイドはアトピーを治してくれないことに気がつきました。
薬を使わないで治すとなるとあとはハリだけです。
ハリでアトピーは治りますか?
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Kさんにとってはすがる最後の手段だったのでしょう。
もうこれで終わりというところまで追い込まれた気持ちでいらっしゃいました。
アトピーを早く良くなるようにする為には普段の生活が大事であることをお伝えしました。

例えば体を冷やすものは食べたり飲んだりしないでほしいこと、
会社の行き帰りだけが唯一歩く機会のようですので、極力歩くようにしてほしい。
チョコレートを中心とした甘い物はできるだけ口にしない方がいい。
などです。

Kさんはアトピー以外にもきつい便秘症のようでした。
便秘症の方は、冷飲冷食で腸を冷やすと腸の動きが悪くなるので、
便秘が更に重くなる傾向があります。
この点についても、注意申し上げ、気を付けて頂きました。

ハリ治療の結果、最初はアトピーの調子が良くなったり、戻ったりしていましたが、
3か月目頃からは、調子のいい日が増えてきました。

4か月たった頃は、顔の赤みもずいぶん減り、普通の肌色になってきました。

半年後には、顔はほとんど違和感がないまでに良くなって下さいました。

ただ唯一、口の周りの乾燥が気になりましたので、
しばらくハリ治療を続け口の周りの乾燥も良くなったので、治療を完了しました。

ハリ治療最後の日のKさんの言葉
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顔がまっ赤になってはれあがった時は本当につらかったです。
このまま治らなかったらという不安感いっぱいでした。
ステロイドは使おうとは思いませんでした。
高校生の時も、大学生の時も、それからもアトピーが出たら病院へ行って
ステロイドを処方してもらって塗る。そんな繰り返しでした。
アトピーの根本的な治療になっていなかったんですね。
体はストロイドの為に色素沈着していますし・・・。
ハリ治療を受けて、顔の赤みがとれてきた時はうれしかったです。
今は元通りの肌色に戻ってかゆみも全くありません。
もっと早くハリ治療を受けていたら、それが残念です。
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Kさんはその後、「私、結婚します。」と言って、当鍼灸院に顔を見せて下さいました。
輝くばかりのきれいな顔になっていらっしゃいました。