不妊症 鍼灸体験談:野原様
妊娠をあきらめた時に出会った鍼灸治療で妊娠出産
野原さんが妊娠をあきらめたのにはそれなりの訳があった。
去年、2回も流産している。そしてその理由は、主人との血液が合わなくて血栓ができやすいとのこと。それでもあきらめられずに不妊治療のために病院に行った。医者から「排卵しにくいようですから自分で排卵誘発剤を注射してください」と言われた。妊娠できるなら何でもやる覚悟をしていたので、自分で排卵誘発剤の注射をした。今度こそと思って病院に行った。ところが次に医者に言われたことは「野原さんは、排卵誘発剤を使うと卵胞がたくさんできるようです。」
野原さんの妊娠への希望は潰えた。
妊娠のことばかり考えて生活することにも疲れていた。もう、限度…体も心も訴えかけていた。主人と話し合う。こどもをあきらめて2人で生きていくことを・・・
しかしこの体のしんどさは何とかしたい。
ずっと体の不調が続いている。不妊治療のために体に無理を強いたためかも…
体がだるくてたまらない。
足のむくみもひどい。
PMSもひどくなってきた。
頭痛や肩こりもつらい。
不安感やイライラ、睡眠障害、動機、食欲がない、のどの詰まり感などなど
主人が通っているたつみ鍼灸院に連れて行ってもらう。
主人から何回も針治療を勧められても気が進まなかったので、今までは行こうとは思わなかったが、体も心も悲鳴を上げていた。
このつらさを何とかしてほしかった。
初めての針治療
主人から怖くはないと聞いていてもやはりちょっぴり怖かった。
妊娠をあきらめたこと、今は体調をよくしてほしいことを訴える。
脈を診られ、体やおなかを丁寧に調べられる。針を打たれた後も再度脈などを調べられ良くなっているかを確認される。最初触られたときは痛かった足の指が針をされた後は痛くなくなっている。不思議…
針治療後体が軽くなっている。頭痛や肩こりも消えている。
うそ?という思い。
針治療6回で体のつらさはずいぶん楽になった。
もちろん気持ちも楽になっている。
気持も楽?針治療は気持ちまで変えるんだ。
この後、しばらくして、「この頃生理が止まっているけどどうしたんだろう。」と、思って病院に行くと妊娠していますといわれた。あきらめていたのに・・・でも今度も流産するのと違うかな。もうあんな悲しみは味わいたくない。
野原さんの心配は杞憂に終わった。無事元気な男の赤ちゃんを出産することができた。
出産は夏の暑い盛り。
元気よく育ってくれていた。
ところが、秋口に入ると、急に夜寝なくなった。
野原さんも主人も夜寝ないのでへとへと。
思い余ってたつみ鍼灸院に相談してみると。
赤ちゃん、ひょっとして足が冷たいのではない?」確かに足が冷たい。
「夏は外が暑かったから眠れたのだけど、外が少し寒くなってきたから眠れないのと違う?湯たんぽを赤ちゃんの足に触れないように気を付けて入れてごらん」と言われてさっそく実行。
寝てくれた。
赤ちゃんは元気に育っている。