あなたの笑顔が見られるまで、音楽家のジストニアの鍼灸治療に全力で取り組みます。大阪府東大阪市(八尾市・生駒市)
ジストニアのために大好きなドラムの演奏ができないー鍼灸治療で復活(大阪市中谷さん30代男性 ミュージシャン)
ドラムは中谷さんの生きがいであり、夢でもありました。
ところが、5年前、ペダルを踏む右足に異変が起きたのです。
ドラムの演奏時、右足が硬直して動かなくなってしまったのです。
そのうちに治るだろうとそれほど深刻には考えてはいませんでしたが・・・いつまでたっても良くなりません。
何回やっても同じです。足は硬くて、重くて仕方がありません。
ドラマーとして致命的です。
「こんなことに負けてられへん」と症状にあらがうように無理に力をかけて踏みます。
しかしこんな無理は長くは続けられません。
足に余計な負担を強いたために、症状はさらに悪化していきました。
不安で不安で仕方がありませんでした。
仲間のドラマーたちが中谷さんを追い抜いていきます。
取り残された焦りと惨めさでいっぱいになりました。
しかしどうしたらいいのか分からないのです。
ネットでいろいろ調べていいと書いてていることほとんどやってみました。
どれも効果がありませんでした。
日がたつにつれてジストニアの症状は軽くなるのではなく、重くなっていきました。
今まで、ドラムのためにいろいろ犠牲にし、頑張ってきたことがむなしくなりました。
夢が崩れました。
楽しかったドラムの練習は苦痛でしかありませんでした。
それでも今までドラムにかけてきた夢を捨てられない自分がいます。
ドラムから離れられない自分がいます。
治したい。どんな事をしてでも治したい。切実に願いました。
ネットで調べたら出てきました。
「音楽家のジストニア」の鍼灸治療。
本当に治るの?鍼灸治療をしたことのない中谷さんは、不安だっことは確かです。
はりなんかで治るなんてととても信じられませんでした。
しかしそうしたらジストニアを治す方法があるのかと言えばノウです。
だめでもともとと思い定めて予約を入れました。
「使う楽器を持って来れますか」と聞かれました。
本体は無理だがペダルだけなら持っていけます。」と答えていました。
治ると信じたい中谷さんがいますが、鍼灸治療で治るなんてと半信半疑の中谷さんもいます。
このような思いでいらっしゃった中谷さんですが・・・
はじめての鍼灸治療
中谷さんは予想していたはりとはずいぶん違うことにびっくりです。
髪の毛の太さもありません。
ずいぶん細いのです。
脈を診られます。腹診もされます。腕や手の指、足の指、とずいぶんいろいろ調べられます。
いろいろ調べられて、やっとはりをされました。
はりを1本打たれると、先ほど調べられたところ…脈、お腹、手足の指などの圧痛が消えているかなど検証しながらのはり治療です。
不思議です。びっくりするほど痛かった指の圧痛が消えています。
お腹の圧痛もありません。
中谷さんの鍼灸治療についての考えが一変しました。
今まで、はり治療って聞けば古臭くて、非科学的なものに考えていたのです。
だから半分馬鹿にしていたところもあります。
半分馬鹿にしながらそれでもはり治療にすがらなければならなかったほど中谷さんは追い詰められていたのです。
しかし、はり治療は古臭くもなく、非科学的でもありませんでした。
治療者から
中谷さんはめちゃくちゃ冷たい体をされていました。
この冷たい体がまず問題であることをお知らせしました。
冷たければ血流が悪くなり、必要な栄養が各細胞に送るのに時間がかかります。
しかも冷えれば冷えるほど物質は硬くなる性質があります。
水が冷えれば氷なるように…人間の体も同じです。
このことをご理解いただいて体を冷やす生活から抜け出してもらうようにお願いいたしました。
鍼灸治療はまず申脈、後谿で冷えをとり、体が温かくなるように気の流れを整えていきます。
これで気持ちも楽になります。
さらにストレスをとり、血流を良くするように太衝にはりをします。
ジストニアはストレスが大きく関与しています。
中谷さんの場合、足に問題が起こっています。
足へのアプローチももちろん必要です。
そして大事なことは、自分の体が自分の悪いところを治していける健康な体を作ることです。
これらのはりは脈を診て決めています。
これらのツボ以外も、脈を診てほかに必要なツボにはりをしていきます。
中谷さんの場合足三里,曲池、衝陽、臨泣、心兪、脾兪などを使いました。
音楽家のジストニア・・・治癒への道筋
「楽器を演奏してくださいます?」と言われた中谷さんは、果たして足がどういう風になっているのか…少しでも良くなっているのかそれとも変わらないのか不安でした。
養生テープでペダルを床に固定して足だけで実際の演奏のように足を動かしてみます。
まだ硬直はします。しかし少し軽くなっているようにも思えます。
一通り演奏するとどうだったっかと聞かれます。正直に話しました。
ベッドに横になるように言われさらに少しでも改善するようにとはり治療が加えられました。
中谷さんは、1回目はまだはっきりとは実感できなかったのですが、定期的にはり治療に通うことにしました。
少しずつ改善が実感できるようになってきたのは3回目の治療後です。
家で練習している時、はりってすごいと実感できたのです。
演奏時の足の硬直が違うのです。突っ張りも明らかに減っています。
はりで治ると確信を持てたのです。。
5年間の苦しみがとけていきました。
中谷さんは、(もう無理なんじゃないか)と今まで、何度思ったかわかりません。
凍てついた心の奥から熱いものがこみ上げてきました。
5回目の治療後は、足の硬直はなくなってきました。
今までできなかったので、無理してやってきた悪い癖を治していこうと心は前向きなってなっていました。
8回目の治療後、最初、たつみ鍼灸院へ来たときは点数をつけるとすると、たった10点でした。
それが、今は70点ぐらいまで回復できているように思えます。
以前は練習することが苦痛だったのですが、今は練習すると2時間ぐらいがあっという間に過ぎてしまっています。
苦悩にもがいた日々がうそのように思えます。
ゴールが見えだしたのです。
10回目の治療後では、いままで使えなかった筋肉が使えるようになってきました。
細かい動きができるようになったのです。
15回目の治療後、ライブで演奏をしました。
少々動きづらさを感じましたが、周りの人から分からなかったよと言ってもらえて自信が付きました。
あとは自分がどれほど練習するかにかかっていると思いました。
苦難の冬が過ぎ、雪解け水が流れ出しました。
中谷さんにとって苦しいと言えばあれ程苦しいと思ったことはありませんでした。
今、中谷さんは諦めなくてよかったそんな思いでいっぱいです。
はり治療ってすごいと改めて実感しました。
ドラムの演奏時足が動かなくなった。(加古川市 辻本さん 20代男性 会社員)
辻本さんは、仕事の終了後音楽の好きな仲間と楽器演奏をするのが何よりの楽しみでした。しかし、・・・
音楽家のジストニアのためにドラムの演奏ができなくなったのです。
辻本さんは初めは自分の身に何が起こったのかわかりませんでした。
1月前の出来事です。
右足のふくらはぎが硬直し、踵が上がります。
そしてこの症状が出てくるのはドラムを演奏するときだけです。
仕事をしている時や家にいて何かをしている時には何も起こりません。
ほっといたら治るかと思っていましたが治る気配は全然ありませんでした。
ネットで検索すると音楽家のジストニアらしいと思われます。
治せるところはあるのか?と調べると、鍼灸院?しかも東大阪市?
ちょっとどころか加古川からはだいぶ遠いです。
鍼灸院ということにも少し抵抗を感じました。
はり?っていう思いもありました。
でもこのままでは治りそうにありません。
悩んでいても前に1歩も進みません。
それなら鍼灸治療にかけるしかありません。
辻本さんは本当に治るならと、意を決して予約を入れました。
ドラムで足にジストニアが出ているのならペダルを持ってきてくださいとのことでした。
「なんで?」と思いましたがペダルぐらいなら軽いものですから用意しました。
治療者から
辻本さんは、音楽家のジストニアの発症が1月前ということで、当鍼灸に来られたのは非常に早い時期でした。
ほとんどの方は病院に行かれて、病院での治療ー(筋弛緩剤やボトックス)が功を奏しないために当鍼灸院にやってこられます。
そのために発症後ずいぶん月日がたっています。
辻本さんは早く来てくださったので、その分早く鍼灸治療が功を奏すだろうと思われました。
音楽家のジストニアの鍼灸治療の実際(辻本さんの場合)
1回目 脈や腹診をしますと、ストレスをひどく感じておられるようでした。
ストレス緩和のためにまず、脈を診て太衝、臨泣、三陰交、復溜などに針治療をしました。
次に足に問題(ふくらはぎの硬直・踵が上がる)が出ているので脈を診て足三里にはりをしました。
あとは脈を診て問題が残っていないかをみます。
問題が残っている場合解決できるツボにはりをします。
最後はドラムのペダルを演奏するように踏んでもらいました。
音楽家のジストニア・・・治癒への道筋
辻本さんがペダルをを踏むといつもとちょっと違うのです。
明らかに足の硬直が少ないのです。(治るン違う?)と思えました。
加古川から仕事を終えた後走ってくるのは正直きつかったですが…それに見合うものがありました。
4回の治療を終えた後は、ウオーミングアップの時、少し違和感を感じるぐらいであとは全く足の問題は、消えていました。
辻本さんは、足の異常を感じてから早く鍼灸治療を受けたことがよかったようです。
たった5回で鍼灸治療を終えることができたました。