ゆがみの根本治療 – たつみ鍼灸院(大阪府東大阪市)
当院に鍼灸治療に来られた患者さんの中に、「骨盤がゆがんでいませんか?」と聞かれる患者さんがいらっしゃいます。
なぜ、ゆがみが生じるのかという「ゆがみの原因」を考えてみましょう。
人の身体の中では、いろいろなものが流れています。
気(人間を生かしているエネルギー)・血(血液や血液循環)・水(赤くない液体ー体液、分泌液、浸出液、 尿など)です。
これらが身体の必要なところにスムーズに流れていれば問題がありません。
ところが滞ったり、偏ったりすると、身体が上手く機能せず、痛みや疲れが生じます。
血液の流れの偏りや滞りは血液検査ではわかりません。
血液の成分に異常がないと血液検査では「異常なし」と出てきます。
しかし、血液の流れが悪くなることはいろいろな原因から起こります。
例えば冷えていても血液の流れは悪くなります。
血液の流れが悪くなって、血液が必要としている組織に栄養や酸素が送れないと、組織が正常に機能できません。
そして、いろいろな症状となって出てきます。
血液の流れのゆがみが組織のゆがみを引き起こします。
水がスムーズに流れなくても同様のことが起こります。
組織のあるところでは水分不足、反対に必要のないところでは、水浸し状態になっています。
足にむくみが生じたり、反対に便秘になったりといろいろと困ったことが起こります。
水分代謝のゆがみが組織のゆがみを生みます。
骨盤のゆがみ
骨盤のゆがみはどうして生じるのでしょうか。
血液の流れのゆがみが、筋肉の引きつりを生み出し、筋肉の引きつりが骨格のゆがみにとつながっていきます。
もう少しくわしく言えば、骨には、必ず、筋肉がついています。
この筋肉が左右アンバランスの状態に、引きつったり、 固くなったりすれば、筋肉のついている骨-骨盤にゆがみが生じます。
骨-骨盤のゆがみを直すためには、筋肉の引きつりや固くなっているのを柔らかくしなければなりません。
左右の筋肉の固さのバランスを図らなければなりません。
筋肉の引きつりなどを治すためには、血液循環をよくし、必要なところに必要なだけ血液が流れるようにしてやらなければなりません。
この働きをするのが鍼灸治療です。
骨-骨盤を触って骨のゆがみを外から矯正してもその時だけでまた、もとにもどります。
骨-骨盤がゆがむ原因の治療をしない限りゆがみは繰り返し、おこります。
骨盤のゆがみだけでなく、体のどこかに生じた気や血や水の流れのゆがみが体の不調として出てきます。
鍼灸治療とは、体自身がもう1度バランスを取り戻すお手伝いをすることだと考えています。
当鍼灸院では、ゆがみの原因から改善することで、身体全体が良くなることを目標にして鍼灸治療をしています。